現代フランスを代表するソプラノ歌手の
ナタリー・デセイ(Natalie Dessay)が、ソニー・クラシカルへ移籍して取り組んだ
シューベルト・アルバム『
シューベルト: 歌曲集』(SICC-30424 2,778円 + 税)を4月5日(水)にリリース。4月12日(水)東京・上野 東京文化会館 大ホールでの公演を皮切りに、東京2公演、福岡1公演の来日公演〈ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール デュオ・リサイタル〉も予定されています。
本アルバムは、海外では2016年発売のソニー・クラシカル移籍第1弾アルバム『
ピクチャー・オブ・アメリカ』に続く第2弾。2017年4月から6月にかけて世界主要都市を巡るソロ・リサイタル・ツアーに合わせての発売です。
2013年にオペラ歌手としての活動にピリオドを打ち、フランスやドイツ歌曲、あるいは
ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)との共演など、従来のオペラ歌手としての枠を超えた活動で話題を呼んでいるデセイ。本作は、デセイの長いキャリアにおいて初のシューベルト・アルバムであり、初のドイツ歌曲のフル・アルバム。デセイは同作について「長い時間放って置いたけど、いつかはシューベルトを必ず歌うとわかっていました。歌わなきゃいけないからじゃなく、歌いたいから、です」とコメント。
収録されているのは、シューベルト初期の名曲「憩いのない愛」から晩年の歌曲集『白鳥の歌』に含まれる2曲まで、ヴァラエティに富んだ選曲。デセイの表現力に満ちた歌唱が、シューベルト歌曲の多彩な魅力を描き出します。ピアノはデセイとの共演歴も長く、フランスを代表する
ドビュッシーの大家でもある
フィリップ・カッサール(Philippe Cassard)で、ソロも1曲演奏。さらに「岩の上の羊飼い」では、クラシックのみならずジャズでも知られるトーマス・サヴィ(Thomas Savy)がクラリネットを受け持っています。