2007年にアルバム『
CHOPIN: HEROIC』をリリースし、東京・赤坂 サントリーホールや兵庫県立芸術劇場などの大ホール全8ヵ所でのリサイタルが満席という鮮烈なデビューを果たしたピアニスト・
外山啓介が、デビュー10周年にあたり〈外山啓介 デビュー10周年記念ピアノ・リサイタル〉を開催。全12都市13公演が決定しています。
デビュー以来毎年全国リサイタル・ツアーを行ない、毎年のようにCDもリリースをしてきた外山。記念年のリサイタルに選んだ楽曲は、デビュー・リサイタル・ツアーとほぼ同じ曲目をあえて再演する“オール・
ショパン・プログラム”。外山は「節目になる大切な年のリサイタルで演奏する曲は、ショパン以外には考えられませんでした」と語っています。
プログラムの中心は、ショパンの最高傑作のひとつであるピアノ・ソナタ第3番。デビュー・アルバムにも収録し、外山にとって思い出深く、そして最も重要なレパートリーとしてきた楽曲です。そのほか、数あるショパンの作品の中でも特に高い人気を誇る「華麗なる大円舞曲」や「バラード第1番」、ノクターン「遺作」、「幻想即興曲」、後期の傑作として名高い「幻想ポロネーズ」「舟歌」なども予定。
6月21日(水)には、前作以来2年ぶりとなる新作アルバム『My Favorites』(AVCL-25938 3,000円 + 税)もリリース。リストの「愛の夢」や「献呈」、バラード第2番やドビュッシーの「喜びの島」、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」をはじめ、10年間のコンサートやアンコールで演奏してきた曲の中でも特に思い入れの深い作品がセレクトされています。
©Yuji Hori