5月13日(土)より東京・シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国でロードショーとなる映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」。本作で主演を務め、第89回〈アカデミー賞〉主演男優賞を受賞した
ケイシー・アフレックのインタビュー映像が
YouTubeにて公開されています。
本作は、ボストン郊外で便利屋として生計を立てる主人公“リー”が、兄の死をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに帰郷。16歳の甥の面倒を見ながら自らが抱える過去の悲劇と向き合っていく様子を描いたヒューマン・ドラマ。
マット・デイモンがプロデューサーを務め、『
ユー・キャン・カウント・オン・ミー』で知られる
ケネス・ロナーガンが監督。“リー”の元妻“ランディ”を
ミシェル・ウィリアムズ、“パトリック”を
ルーカス・ヘッジズが演じています。
公開されたインタビュー映像でアフレックは「最高だったよ。難しい場面や深刻な場面を撮影する日が多くて、1日の大半をセットで過ごす日々が延々と続いたけど、ルーカス・ヘッジズたちと会話を楽しんだよ」と撮影を振り返ってコメント。ロナーガン監督が手がけた脚本に対しては「彼の脚本はまるで地元で育った人が書いたとしか思えないものだ。」と語り、「耳がいいだけでなく、たぶん万人に通じる話し方に精通してるのだと思う。地域特有のアクセントやスラング、口調なんかは身につけることが可能だけど、脚本で重要なことは、物語の内容や登場人物たちの描写の仕方。彼の脚本は魔法みたいだよ。登場人物はみな複雑で、本物の人間みたいだ」と賛辞を寄せています。
さらにオスカーを獲得した演技に関しては「演じるにあたっての準備はいろいろある。もし僕がアマゾンで10年暮らした人を演じるなら、アマゾンで生き延びる方法を考えるために現地へ行くだろう。だけど今回は、マンチェスター・バイ・ザ・シーという町に行ったこともあるし、言葉や暮らしも知っていた。何より今回は、物語や場面、登場人物の関連性に矛盾点がまったくない、素晴らしい脚本があったから、迷わずに信頼して進めばいいと分かってました。だから僕がすべきことは、セットに現れて正しい感情を表現するのみだった。ケネスも共演者たちも素晴らしかったので、ただ、登場人物の感情を意識するだけでよかったんだよ」と明かしています。