ヨーロッパ、北米、アジアで活躍するヴァイオリニスト・
佐藤俊介が、2018年6月より世界最高峰の古楽演奏団体オランダ・バッハ協会の次期音楽監督に就任することが同団より発表されました。
1921年に創設されたオランダ・バッハ協会は、国内外の17〜18世紀の音楽の演奏を専門とする世界最高レベルの器楽奏者と歌手から構成される演奏団体。ヨーロッパの古楽シーンを牽引し、2021 / 22(年)シーズンに創設100周年を迎えます。
佐藤は2013年から同団のコンサートマスターを務め、多くの演奏会でリーダーとして高評価を獲得。自身生誕の1年前である1983年から同団の音楽監督を務めている
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(Jos van Veldhoven)の後任として、第6代音楽監督に就任します。公式サイトでは、「佐藤のリーダーシップのもと、当団は古楽演奏分野での最も革新的で独創的な演奏団体としての地位をさらに拡大する事になるでしょう」と締めくくられています。
佐藤は「オランダ・バッハ協会のコンサートマスターを務めた時、私はこの団体をすぐにホームのように感じました。優れた音楽家らは高みを目指して努力し、親密で結束の堅いチームを作ります。このようにファン・フェルトホーフェン氏は35年にも渡って築き上げ、最も名声のある団体のひとつとして確立させたのです。団員と経営陣が私にこの職を委ねてくださったことを心から光栄に思います。ファン・フェルトホーフェン氏とこの合唱団、合奏団から受け継いだものを基に、国内外での活動を、そして団体を芳醇させることができるよう、邁進します」とコメントしています。
©Yat Ho Tsang