フランスを代表するピアニストの
パスカル・ロジェ(Pascal Rogé)と、世界的に活動する現代美術家・
束芋によるコラボレーション公演〈パスカル・ロジェ×束芋 ピアノと現代美術がつむぐ幻想の世界〉が7月5日(水)、6日(木)に東京・築地 浜離宮朝日ホールで開催されます。
公演では、ロジェのピアノ演奏に合わせ、束芋のアニメーション作品をホール内の大スクリーンに投影。
ドビュッシー、
ラヴェル、
サティらの作品がたたえる東洋的な味わいや、不可思議さ、不気味さなどが、時を超えて束芋の現代美術と共鳴し、新しい幻想の時間をつむぎ出します。
本公演は2012年の初演から、5年ぶりとなる再演。今回の公演に向けて、束芋はドビュッシーの前奏曲集第1巻の「沈める寺」に、新しい映像を制作します。束芋は「私が作るアニメーションは、一枚の嘘を描いた絵から始まる。ロジェさんが奏でる音一つ一つは、私たち誰もが知っている音階の一つにすぎない。私の嘘が何百枚何千枚と積み上げられ、ロジェさんが音階の一つ一つの組み合わせによって夢のような旋律を奏でたとき、浜離宮朝日ホールの中で何が起こるのか。再演によって、さらに進化した世界を目指します」とコメントしています。
photo ©Tabaimo courtesy of IMO studio
(ドビュッシー「そして月は荒れた寺院に落ちる」映像より)
■パスカル・ロジェ×束芋
ピアノと現代美術がつむぐ幻想の世界
2017年7月5日(水) / 6日(木)
東京 築地 浜離宮朝日ホール
5日 19:00〜
6日 13:30〜
全席指定 6,500円
朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990(日・祝除く 10:00〜18:00)
[曲目]
ドビュッシー:
パゴダ / 雨の庭(『版画』より)
帆 / 野を渡る風 / 亜麻色の髪の乙女 / 沈める寺(『前奏曲集第1巻』より)
そして月は荒れた寺院に落ちる / 金色の魚(『映像第2巻』より)
月の光(『ベルガマスク組曲』より)
サティ:
グノシエンヌ第5番 / グノシエンヌ第2番 / ジムノペディ第1番
ラヴェル:
悲しい鳥たち(『鏡』より)
吉松隆:
水によせる間奏曲 / 小さな春への前奏曲 / けだるい夏へのロマンス
/ 間奏曲の記憶 / 真夜中のノエル / 静止した夢のパヴァーヌ(『プレイアデス舞曲集』より)
※一部配布済みチラシに演奏予定曲目として記載したサティの「グノシエンヌ第4番」は、「グノシエンヌ2番」に変更となっています。
[演奏]
パスカル・ロジェ(p)