デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のカタログをまとめた『
ファイヴ・イヤーズ[1969-1973]』『
フー・キャン・アイ・ビー・ナウ?[1974-1976]』に続くボックスの第3弾となる『ア・ニュー・キャリア・イン・ア・ニュー・タウン[1977-1982]』が9月29日(金)にリリースされます。国内盤CDも10月に発売される予定。
本ボックスは、1977年〜1982年に公式リリースされた、いわゆる“ベルリン3作”といわれる、ボウイがプロデューサーの
トニー・ヴィスコンティと
ブライアン・イーノとコラボレーションした『
ロウ』『
ヒーローズ』『
ロジャー』を中心としたCD11枚組。今回初めてCD化となるEP『バール』やその直後にリリースされたアルバム『
スケアリー・モンスターズ』までをも網羅しています。
『ロジャー』はリマスター・ヴァージョンのほかに、このボックスでしか聴くことのできない『ロジャー(トニー・ヴィスコンティ2017ミックス)』も収録。生前のボウイに許可を得ていたヴィスコンティが、ヒューマン・スタジオでオリジナル・マスターからミックスし直しています。ジャケットもオリジナルの“2017ミックス”というべきものになっており、フォトグラファーのブライアン・ダフィーのアーカイヴから未公開フォト・セッションの写真を使い、ダフィーの息子、クリスが作り上げました。
さらに、これまでのボックス同様、レア音源集も同梱。『リ・コール3』と題されたこのアルバムには、
ベルトルト・ブレヒトの戯曲をドラマ化し、BBCで放送されたボウイ主演ドラマのサウンドトラックである初のCD化となるEP『バール』や「美女と野獣(エクステンデッド・ヴァージョン)」と「壊れた鏡(オーストラリアン・シングル・ヴァージョン)」などを収録。ジャケット・カヴァーには、1977年、ベルリンのハンザ・スタジオでクリスチャン・シモンピートリによって撮影された写真が使われています。
ブックレットには、これまでにあまり見る機会のなかった、もしくは未発表だった
アントン・コービン、
ヘルムート・ニュートン、アンドリュー・ケント、スティーヴ・シャピロ、(ブライアン・)ダフィーといった写真家たちのボウイ写真、オリジナル・リリース時のプレス・レビューやプロデューサー、トニー・ヴィスコンティによるアルバム制作ノートなどが掲載されます。
■2017年9月29日(金)発売
デヴィッド・ボウイ
『ア・ニュー・キャリア・イン・ア・ニュー・タウン[1977-1982]』
※日本盤は10月発売予定