“没後250年テレマン傑作の森名盤撰”シリーズからの一枚として、眉目秀麗なガンバ奏者の
ヒレ・パール(Hille Perl)、フライブルク・バロックオーケストラ芸術監督の
ペトラ・ミュレヤンス(Petra Müllejans)、カメラータ・ケルンの
カール・カイザー(Karl Kaiser)ら、個性あふれるトップ・レベルのピリオド奏者が結成した室内アンサンブル“
ジ・エイジ・オブ・パッションズ”の国内デビュー盤となるアルバム『
テレマン: パリ四重奏曲集(全6曲)』(SICC-30453〜4 3,000円 + 税)が8月23日(水)にリリースされます。
『没後250年テレマン傑作の森名盤撰』シリーズは、今年が“バロック時代の三大巨匠のひとり”と称される
テレマンの没後250周年にあたることを記念し、テレマン復興に貢献してきた巨匠
ラインハルト・ゲーベル(Reinhard Goebel)による世界初録音をはじめ、ソニー・クラシカル、ドイツ・ハルモニア・ムンディでのテレマン作品の近年の新録音の国内盤と、フランス・ブリュッヘン(Frans Brüggen)やカメラータ・ケルンによるドイツ・ハルモニア・ムンディおよびセオンの定評のあるカタログを織り交ぜて発売するシリーズです。
旺盛な作品の出版によって、生前はバッハよりもはるかにその名を広く知られていたテレマン。その名声はヨーロッパ中に伝わっており、テレマンの音楽を熱心に支持したパリの音楽家の招待で、テレマンは1737年に生涯唯一のパリ旅行を行ないました。同地で作曲したのが『新しい四重奏曲集』とされるこの6曲で、ブラヴェやフォルクレといった当時のパリの名手を想定して書かれたためにフランス様式の舞曲を多く取り入れた、テレマンの室内楽中でも最高傑作の呼び声が高い作品となっています。日本盤では2枚セットで全集としての発売です。