リッカルド・シャイー 2017/09/06掲載(Last Update:17/10/16 15:33)
伊ミラノ生まれの指揮者
リッカルド・シャイー(Riccardo Chailly)が、2017年1月より音楽監督を務めるミラノ・スカラ座にまつわる管弦楽曲を集めたアルバム『
スカラ座の序曲・前奏曲・間奏曲集』(UCCD-1453 2,800円 + 税)を9月20日(水)にリリース。
シャイーは14歳の若さで指揮者としてデビュー、19歳で
マスネの歌劇『ウェルテル』を指揮してオペラ指揮者としてもデビューしました。1974年にはアメリカ・デビューで大成功を収め、78年にはミラノ・スカラ座で
ヴェルディの歌劇『群盗』を指揮し、国際的な注目を集めました。その後
ベルナルド・ハイティンク(Bernard Haitink)の後継者として88〜2004年まで
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者を務め、さらに2005年には
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスの第19代カペルマイスターの地位に就き、近年は世界の名手が集うスーパー・オーケストラ、
ルツェルン祝祭管弦楽団の音楽監督もこなすなど、八面六臂の活躍をみせています。なお、父親ルチアーノ・シャイー(Luciano Chailly)もまたスカラ座の芸術監督でした。
本アルバムは、ミラノ・スカラ座300年の歴史上で演奏された重要な作品の序曲・前奏曲・間奏曲を集めた新録音で、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団による演奏。シャイーにとって、ミラノでの新たなる出発の第1弾となるアルバムです。