国際的に活躍する指揮者の
山田和樹が、2018年4月1日付で
読売日本交響楽団(読響)の首席客演指揮者(Principal Guest Conductor)に就任することが決定。最初の任期は、2021年3月末までの3年間です。これで読響の首席客演指揮者は、コルネリウス・マイスター(Cornelius Meister)と合わせて2人体制となります。
山田は、2009年の〈ブザンソン国際指揮者コンクール〉で優勝し、欧州の著名楽団と共演を重ねてきた、若手のホープ。
スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者などを歴任した後、現在はモナコの
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼音楽監督を務め、国内では
日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者、
東京混声合唱団音楽監督兼理事長なども兼任しています。
山田は読響には2011年に初登場。2014年2月の
R.シュトラウス「英雄の生涯」や2016年4月の
チャイコフスキー「悲愴」などで、聴衆のみならず音楽関係者からも高い支持を獲得しました。今後の山田と読響は、2017年11月に〈NISSAY OPERA 2017 オペラ『ルサルカ』〉、同12月に〈Sony Music Foundation 東日本大震災 復興支援プロジェクト 仙台フィル×読響 スペシャル合同オーケストラによる小・中・高校生のための「第九」チャリティ・コンサート〉、そして2019年1月には読響の〈名曲シリーズ〉、〈土曜・日曜マチネーシリーズ〉、定期演奏会などでの共演が予定されています。
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