ハードロック・バンドの人間椅子が新作ミュージック・ビデオ「虚無の声」をYouTubeで公開。監督は田中英和(A+plus)が務め、演奏シーンにライヴVJ的な効果を施すなど楽曲の持つ“色即是空感”を表現。メンバーの
和嶋慎治(vo, g)は「ある縁で、プロジェクションマッピングが得意との監督と出会い、打ち合わせを重ねるうち、きっとこれは現実が崩壊していく有り様(映画『マトリックス』のような)を出せるに違いないと確信しました」とコメントしています。
人間椅子は、「虚無の声」も収録したオリジナル・アルバム『異次元からの咆哮』を、
初回盤(CD + DVD TKCA-74561 3,704円 + 税)と
通常盤(CD TKCA-74562 2,685円 + 税)の2形態で10月4日(水)にリリース。リリース後の10月12日(木)には、メンバーのトークと生演奏で構成されたプログラム「帰ってきた人間椅子倶楽部」の第6弾をニコニコ生放送で配信。過去回の再配信も予定されています。
「虚無の声」は、新譜『異次元からの咆哮』全体をうまく言い表している曲になったと思ったので、これでMV撮影を行なうことにしました。色即是空という言葉があります。
アジア人の大ベストセラー、般若心経からの一節ですが、形あるものには実体がない、という意味です。実体がなければ無意味なのか。「虚無の声」では、実体がないゆえにむしろそこに愛おしさと美しさを感ずるだろう、と歌ってみました。
MV撮影をするにあたって、この色即是空感をどう表現するかが課題だったのですが、ある縁で、プロジェクションマッピングが得意との監督と出会い、打ち合わせを重ねるうち、きっとこれは現実が崩壊していく有り様(映画「マトリックス」のような)を出せるに違いないと確信しました。
撮影は、六本木の某スタジオにて敢行。あらかじめ編集してある映像を投影した上での演奏でしたので、撮影自体はひじょうに楽なものでした。
冒頭の地下室のようなところから、畳み掛けるリズムイントロで現実が崩れていきます。
どこともしれないマーブル模様の世界、お経部分では曼荼羅じみた景色があったり…。
あるいは、粒子の粗くなった大都会の喧騒。色即是空感満載の背景です。
鈴木君の白装束、ノブ君のドラムセットに怪しい図柄が投影されたり、ギターソロでは白いSGにいろいろな模様が付きます。(和嶋の新しいギター、冥王が使われているところもポイント)中間部の炎の前での演奏もカッコイイです。煩悩の炎でしょうか。
最先端の技術を駆使したMV「虚無の声」、何か我々が若手のグループに見えます。
めくるめく非現実的な映像を、存分に楽しんでいただけたらと思います。――和嶋慎治 / 人間椅子
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帰ってきた人間椅子倶楽部 vol.06
supported by ロケットニュース24ニコニコ生放送
2017年10月12日(木)
19:30〜20:30 / ミュージック・ビデオ一挙放送
20:30〜22:30 / 人間椅子倶楽部(メンバー生出演)
nico.ms/lv306751229■2017年10月4日(水)発売
人間椅子
『異次元からの咆哮』初回盤 CD + DVD TKCA-74561 3,704円 + 税
通常盤 CD TKCA-74562 2,685円 + 税
[CD]
01. 虚無の声
02. 風神
03. 超自然現象
04. 月夜の鬼踊り
05. もののけフィーバー
06. 宇宙のシンフォニー
07. 太陽がいっぱい
08. 痴人のモノローグ
09. 悪魔祈書
10. 悪夢の添乗員
11. 地獄のヘビーライダー
12. 異端者の悲しみ
[DVD]
ライブ盤リリース記念ワンマンツアー「威風堂々」
2017年3月25日(土)赤坂BLITZ
鉄格子黙示録 / 宇宙遊泳 / 宇宙からの色 / ロックンロール特急 / 恐怖!!ふじつぼ人間 / 猟奇が街にやって来る / 地獄