現代クラシック・ピアノ界の鬼才、
ヴァレリー・アファナシエフ(Valery Afanassiev)が、ソニー・クラシカル第3弾となる『
テンペスト〜プレイズ・ベートーヴェン II』(SICC-19024 3,000円 + 税)を10月4日(水)に発売。10月10日(火)に東京・築地 浜離宮朝日ホール、10月15日(日)に東京・四ッ谷 紀尾井ホールにて来日公演も開催されます。
本作は、今年70歳を迎えるアファナシエフがアニヴァーサリー・イヤーにリリースすべく自ら選んだ3曲で、2017年10月の来日公演の公演曲。ロシア・ピアニズムの伝統を受け継ぐ個性派ピアニストにして、小説家 / 文学者 / 詩人としての顔を併せ持つアファナシエフが、
シェイクスピアの同名戯曲との関連を指摘される「テンペスト」を演奏しています。この曲にはすでに2005年のサントリーホール・ライヴ盤が存在するものの、12年を経て今回の再録音が実現しました。
ベートーヴェン創作の出発点となった第1番、第2楽章に長大なアダージョを持つ第7番の2曲は初録音。ベートーヴェンのソナタは、20世紀ロシアの名ピアニストでアファナシエフの師である
エミール・ギレリス(Emil Gilels)が得意としたレパートリーでもあり、前回の
モーツァルト同様、昨年生誕100年を迎えた師への思いがこもったレコーディングでもあります。