指揮者の
クリスチャン・ヤルヴィ(Kristjan Järvi)とバルト海フィルハーモニックが『
ワーグナー: 楽劇「ニーベルングの指環」〜オーケストラル・アドヴェンチャー』(SICC-30458 2,600円 + 税)を10月25日(水)にリリース。11月3日(金・祝)には東京・錦糸町 すみだトリフォニーホールで、K.ヤルヴィと
新日本フィルハーモニー交響楽団、ピアニストにして作曲家の
フランチェスコ・トリスターノ(Francesco Tristano)の共演による公演〈トリフォニーホール開館20周年記念コンサート クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス2017〉が開催されます。
本アルバムは、2016年にK.ヤルヴィによって創設され、自身が音楽監督を務めるバルト海フィルハーモニックのデビュー盤。バルト海フィルハーモニックは、2008年に若手音楽家のトレーニングを目的に設立されたバルト海ユース・フィルハーモニックを母体に、デンマーク、エストニア、フィンランド、ドイツ、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スウェーデンなど、バルト海地域の 国々から一流のオーケストラの音楽家たちを結集して結成されたオーケストラです。
アルバムに収められているのは、
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の打楽器奏者ヘンク・デ・フリーヘル(Henk de Vlieger)が
ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」をオーケストラ用に編曲した作品。このオーケストラ版「指環」は、重要な音楽やライトモティーフを抜き出して約1時間強にまとめたもので、1992年に初演。
エド・デ・ワールト(Edo de Waart)指揮、オランダ放送フィルによって録音されたほか、2007年にはK.ヤルヴィの父、
ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Järvi)が
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団と録音し、2009年にはデ・ワールトが
NHK交響楽団に客演した際に取り上げて話題となりました。