今回発表されたのは、日本におけるシンセサイザー音楽の第一人者である冨田 勲の名曲と、49個の球体が織りなすインスタレーション「Clair de Lune -Sound Program Structures-」。本作は、クラシックの名曲であるドビュッシーの「Clair de Lune」をシンセサイザーに変換し、再構築した冨田の代表作「月の光」(1974年作品)を使用。音楽と49個の球体を同期させ、音の種類をそれぞれの球体で表現。光量が音のボリューム、浮遊する高さが音程をそれぞれ表わし、音を空間の解釈で再定義する作品となっています。
さらに、世界的に活躍するクリエイター水口哲也がプロデュースした共感覚アドベンチャー・ゲーム「Rez Infinite」をドーム・シアターに4K映像でリアルタイムに投影し、その世界を約100人で体感する実験イベントを開催。急速に開発と普及が進むVR(バーチャル・リアリティ)コンテンツの新しい可能性を探る試みです。11月5日(日)には、ドーム投影実験のあとにスペシャル・ショーケースとして、音楽を担当したKEN ISHIIと水口哲也によるジョイント・ライヴ〈Rez Infinite Session(Tetsuya Mizuguchi x Ken Ishii)〉も開催されます。プログラムの詳細やタイムテーブルはオフィシャル・サイトでご確認ください。