10月に発売された
グレゴリー・ポーター(Gregory Porter)のナット・キング・コールへのトリビュート作品『
ナット・キング・コール&ミー』(UCCQ-1075 2,600円 + 税)に収録されたクリスマスの定番曲「ザ・クリスマス・ソング」のミュージック・ビデオがYouTubeにて公開されています。
「ザ・クリスマス・ソング」は、
ナット・キング・コール・トリオが1946年にフル・オーケストラと一緒に初めて録音した曲ですが、1945年の暑い夏の日に、ボブ・ウェルズと
メル・トーメが涼しく思えるように書いたというエピソードが残っています。その後1961年に、フル・オーケストラとともにステレオ・ヴァージョンを録音。同ヴァージョンがいまも人々に愛され続けるクリスマス・ソングのひとつとなっています。
グレゴリー・ポーターはこの曲について「栗が焚き火でローストされる香りを嗅がないと、クリスマスが来たとは思えないよ。(ザ・クリスマス・ソングは)真のクラシックだね。そして僕にとってこの曲といえばナット・キング・コールのヴァージョンなんだ。幼少の頃からこのヴァージョンを聴いてきたし、たくさんの思い出もあるし、ナットへのトリビュートでこの曲を録音したことは、今年僕が受け取った最高のプレゼントだよ」と語り、ナット・キング・コールが残した名曲とその影響について「彼は唯一無二の存在。彼は本当に素晴らしい音楽を残したよ。聴いて本当に美しいと思えるもので、聴けば誰もがその特別な音色、スタイル、そして究極のかっこよさに影響を受けてしまうんだ」とコメントしています。