米『ダウンビート』誌の“ジャズの未来を担う25人”に選出されたジャズ作曲家の
挾間美帆が、オランダの
メトロポール・オーケストラと初共演したライヴ盤『
ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス』(UCCJ-2152 2,500円 + 税)を2018年2月14日(水)にリリース。
挾間は米ニューヨークを拠点に活動し、現在までに2枚のオリジナル・アルバムを発表。自身のオーケストラ、m_unitを率いてライヴ活動を行なうほか、2017年5月に
シエナ・ウインド・オーケストラのコンポーザー・イン・レジデンスに就任し、〈ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2017〉に初出場。9月には〈東京JAZZ 2017〉の“ジャズ生誕100周年記念ステージ”のプロデューサーという大役を務めました。
10月には、2017年で生誕100周年を迎えた
セロニアス・モンクのトリビュート・コンサートで、オランダの名門メトロポール・オーケストラのビッグバンドと共演。『ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス』はオランダ国内4都市で行なわれた公演のなかから、アムステルダムの有名ジャズ・クラブ“ビムハウス”にて開催されたライヴから7曲を収録しています。
ライヴは狭間の“ありきたりなモンク・トリビュートは避けたい、なにかアレンジする意義のあるプログラムを組みたい”という思いから、モンクのソロピアノ演奏のオーケストレーションをプログラムに導入。狭間は「ソロ演奏は、じっくり聴けば聴くほど、モンクがいかに色彩豊かな彼の世界を頭に浮かべた上でピアノを演奏していたのか伝わる体験でした。結果として、このプログラムは彼の作曲家としての側面により近づくことができたと思っています」とコメントしています。