ソプラノの
ナタリー・デセイ(Natalie Dessay)と作曲家 / ピアニストの
ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)が、ルグランの生誕85周年特別企画として、コンビによる最新アルバム『
ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ』(SICP-31134 2,500円 + 税)を12月27日(水)にリリース。
2013年に発売されたアルバム『
Entre elle et lui(デセイ、ミシェル・ルグランをうたう)』でワールドワイドで30万枚以上のセールスを記録するベストセラーを放ったデセイとルグラン。その後も『ライヴ・イン・ヴェルサイユ』『シェルブールの雨傘(シンフォニック・ヴァージョン)』(いずれも2014年)などで共演を重ねてきました。
そのコンビによる最新アルバム『ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ』は、アラン&マリリン・バーグマンによって書かれた歌詞にルグランが付曲し、一人の女性の誕生から死までを辿ってゆくストーリーとして構成。子供時代、思春期、初恋、そして母となって成長していく人生を、ルグランならではの美しいメロディに彩られた歌で描いた、まさに現代のオラトリオともいえる作品です。もともとはルグランが1970年代に構想しながらも未完に終わったプロジェクトで、デセイというミューズとの邂逅がルグランを刺激し、未完のままだったスコアを全面的に改訂し、歌詞も書き変えて全曲を完成させました。
2013年にオペラ歌手としての活動から引退し、フランスやドイツ歌曲、ルグランとの共演など、従来のオペラ歌手としての枠を超えた活動で大きな話題を呼んでいるデセイ。その魅力を堪能できるアルバムの登場です。