神奈川・横浜「KAAT 神奈川芸術劇場」にて上演中の舞台〈三文オペラ〉。同公演の音楽監督を務める
志磨遼平(
ドレスコーズ)が手掛けた劇伴を収録するCD(3,000円 + 税)と、重量盤仕様の2枚組アナログ盤(4,000円 + 税)が『ドレスコーズの《三文オペラ》』と題され5月9日(水)に発売。取扱はキングレコード公式オンライン・ストア「
KING e-SHOP」のみ。同店では現在予約を受付中。
現在は、志磨遼平のソロ・プロジェクトとして活動するドレスコーズ。4人編成だった初期からその活動を追う写真家・
森 好弘の作品集「1954」(3,200円 + 税)もオフィシャル・サイト通販限定で4月1日(日)に刊行。本書は、4人編成時に始まり、志磨単身での初ライヴなど、2016年12月24日までのドレスコーズの歩みを克明に記録しているほか、志磨による解説や森と志磨の対談、最新撮り下ろしセッションの様子なども収録されています。
本日、ついに初日を迎えた音楽劇《三文オペラ》。同い年の天才・谷賢一(演出 / 上演台本)と半年にわたって全身全霊で取り組んできた作品の幕が、ついに切って落とされました。
ドイツの劇作家、ベルトルト・ブレヒトと作曲家のクルト・ヴァイルが生んだ本作は『20世紀演劇の聖典』であり、世界中で数えきれないほどの演劇人や音楽家が取り上げてきた名作中の名作であります。
私と谷賢一は、本作の舞台を〈資本主義社会が崩壊した近未来の日本〉に移し、より作品の本質へと迫ることに尽力しました。この《三文オペラ》が描いた当時(1928年)のヨーロッパの混乱は、現代社会の不穏な空気とあまりに酷似しています。これが今《三文オペラ》を上演する意義であり、私が昨年発表したオリジナル・アルバム『平凡』との共時性です(偶然にも台本に書かれていた設定は『平凡』と驚くほど似通ったものでした)。
クルト・ヴァイルによって90年前に書かれたスコアをリメイクした本作は、私のキャリアにおける初のカヴァー・アルバムであると同時に、前作『平凡』の続編でもあります。
なお、劇中で素晴らしいキャストたちによって歌われる日本語詞は、ブレヒトの原詞から私が“超訳”したもので、今回発表されるレコーディング盤では私が歌唱いたします。
ドレスコーズの《三文オペラ》。全21曲の新作にどうかご期待ください。――〈三文オペラ〉音楽監督・志磨遼平
■2018年5月9日(水)発売予定
『ドレスコーズの《三文オペラ》』CD NKCD-6831 3,000円 + 税
2LP NAS-2046〜7 4,000円 + 税
※CD / LPとも全21曲収録予定
※LP: 重量盤2枚組 / MP3ダウンロードコード付属予定
※「KING e-SHOP」独占数量限定販売kingeshop.jp/thedresscodes-3opera■2018年4月1日(日)発売
森 好弘
「1954」3,200円(本体+税)
※通信販売のみ
※予約期間: 2018年1月23日(火)〜2月28日(水)
※予約特典: 写真集未収録の撮り下ろしポストカード1954.official.ec