ギリシャ出身の鬼才指揮者
テオドール・クルレンツィス(Teodor Currentzis)率いるムジカエテルナが、初の来日公演を2019年2月に開催。2019年2月10日(日)東京・渋谷 Bunkamuraオーチャードホール、11日(月・祝)東京・錦糸町 すみだトリフォニーホール、13日(水)東京・赤坂 サントリーホールの3公演が発表されています。
曲目はオール・
チャイコフスキー・プログラム。2月10日(日)、11日(月・祝)の公演ではアルバム『
チャイコフスキー: ヴァイオリン協奏曲, ストラヴィンスキー: 結婚』(SICC-30254 2,600円 + 税)で共演したヴァイオリニストの
パトリツィア・コパチンスカヤ(Patricia Kopatchinskaja)がソリストに迎えられます。2月27日(火)には、東京3公演のS席をまとめたセット券が発売。購入者には先着100名限定で、2019年2月10日(日)Bunkamuraオーチャードホールの終演後に行なわれるパーティへの招待特典を用意。
クルレンツィスは、ロシアの名興行師セルゲイ・ディアギレフ(Sergei Diaghilev)誕生の地であるペルミに拠点を置き、世界中から集めた優秀な奏者でムジカエテルナを結成。演奏スタイルをはじめ、楽器の選択、奏法など、あらゆる面でこれまでとは異なる解釈を次々と世に問うています。2017年には〈ザルツブルク音楽祭〉へのデビューを果たし、“チケット入手不可能”とも言われる人気を博しました。日本では音楽之友社「レコード芸術」誌主催〈レコード・アカデミー賞〉にて、2016年11月に発表した『
モーツァルト: 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(全曲)』が第55回“大賞銀賞 オペラ部門”、昨年11月リリースの『
チャイコフスキー: 交響曲第6番「悲愴」』が第55回“大賞 交響曲部門”を獲得。同賞史上初の金銀独占を達成しています。
来日公演に先駆け、関連イベント〈クルレンツィス×ムジカエテルナ初来日記念 スペシャルイベント Vol.1 KICK OFF NIGHT! 記者会見&ドキュメンタリー放映&トークセッション〉も2018年2月22日 (木)にすみだトリフォニーホール 小ホールで開催。記者会見のほか、クリスティアン・ベルガー監督による「ポートレート〈テオドール・クルレンツィス〉」の上映、若林 恵(元WIRED編集長)、伊東信宏(音楽学者)、石川 了(クラシカ・ジャパン)らが登壇するトーク・セッションなども予定されています。
photo ©Anton Zavjyalov