2004/12/06掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
将来の夢は“サッカー選手か俳優”であったという都内在住の中学3年生・
柳楽優弥が、今年度のカンヌ国際映画祭にて最優秀男優賞を史上最年少で受賞したことでも話題を集めた、『ワンダフルライフ』『ディスタンス』の
是枝裕和監督による映画『誰も知らない』。その同映画が早くもDVD化されることに!
1988年に東京で実際に起きた「子ども置き去り事件」をモチーフに、母親に置き去りにされた4人の子供たちが、自分たちの力だけで生活を続ける約1年間を描いた同映画。また同映画と言えば、撮影時、子供たちには台本は渡されず、監督がその場で演技指導した独特の演出スタイルによって、1年以上にわたって撮影されたことでも話題に。
今回発売されるDVDには、本編映像に加えて、劇場予告編、TVスポット、メイキング(カンヌ、初日舞台挨拶映像含む)、「宝石」ミュージック・クリップ、監督インタビュー、監督撮影によるスチール写真などの特典映像も収録される予定。柳楽優弥をはじめとする、子どもたち全員の存在感に圧倒されること間違いなしな、DVD
『誰も知らない』(BCBJ-2057 \3,990(税込))は、来年3月11日に発売される予定です。
なお本編DVDに先駆けて、12月23日には、同映画の制作現場を追ったドキュメンタリーDVD
『「誰も知らない」ができるまで』(BCBE-2081 \2,100(税込)・写真)も発売される予定。オーディションからカンヌのステージまでの、柳楽優弥の2年間を記録した貴重な映像集となっていますので、こちらもファンならお忘れなく!
【ストーリー】
都内の2DKアパートで大好きな母親と幸せに暮らす4人の兄妹。しかし、彼らの父親はみな別々で、学校にも通ったことがなく、母と兄以外、3人の妹弟の存在は大家にも知らされていなかった。ある日、母親はわずかな現金と短いメモを残し、兄に妹弟の世話を託して家を出る。この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの“漂流生活”が始まる……。