『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『グランド・ブダペスト・ホテル』などで知られるウェス・アンダーソン監督の新作映画「犬ヶ島」が3月23日に全米公開。これにあわせてサウンドトラックの発売が決定しています。デジタル・アルバムは3月23日（金）、輸入盤CDは3月30日（金）、LPも今夏発売予定。日本盤CDは、5月の日本公開に合わせて同月の発売が予定されています。

　音楽を担当したのは、『グランド・ブダペスト・ホテル』をはじめとするアンダーソン監督作品のほか、『英国王のスピーチ』『ハリー・ポッターと死の秘宝』『リリーのすべて』『シェイプ・オブ・ウォーター』など多くの作品を手がけるアレクサンドル・デスプラ。デスプラは『グランド・ブダペスト・ホテル』で初めて〈アカデミー賞〉の作曲賞を受賞し、『シェイプ・オブ・ウォーター』では3月4日（日）に発表される〈アカデミー賞〉の作曲賞にノミネートされています。なおサウンドトラックには、黒澤 明監督作品『七人の侍』『酔いどれ天使』で使用された楽曲も収録。

　映画「犬ヶ島」は全編日本を舞台に、失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーション・アニメーションで描く作品。先日行われた〈ベルリン国際映画祭〉ではオープニングを飾り、コンペティション部門にて銀熊賞（最優秀監督賞）を受賞しています。ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、スカーレット・ヨハンソンらに加え、日本からも渡辺 謙、夏木マリ、村上虹郎、野田洋次郎（RADWIMPS）らが出演。