17歳にして
ウィントン・マルサリス『自由への誓い』(2007年)のフィーチャリング・シンガーに抜擢されたジェニファー・サノン(Jennifer Sannon)が、現代ジャズ・シーンの第一線で活躍するピアニスト、
アーロン・ゴールドバーグ(Aaron Goldberg)とのデュオでジャパン・ツアーを開催。3月6日(火)京都・Le Club Jazz、7日(水)静岡・Life Time、9日(金)東京・新宿 Pit Inn、10日(土)東京・南青山 Body & Soul、11日(日)和歌山・紀の川 粉河ふるさとセンターの5公演が発表されています。
サノンは米マイアミ生まれ。ニュー・ワールド・スクール・オブ・アーツで学び、2003年に開催された〈Lincoln Center's Annual Essentially Ellington Competition〉でマルサリスが“傑出したヴォーカリスト”と絶賛し、“Outstanding Vocalist”を受賞。高校卒業後はリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラに参加し、
ダイアナ・ロスや
ディー・ディー・ブリッジウォーターらと共演。透明感のあるしなやかな歌声は特にバラードに定評があり、正統派ヴォーカリストとして期待が寄せられています。
ゴールドバーグは米ボストン出身。ニュースクール音楽大学でジャズを学んだ後、ハーバード大学に入学。在学中はボストンの歴史的ジャズ・クラブ“ウォーリーズ”のハウス・ピアニストとして活動。卒業後は本格的にプロとして音楽活動を開始し、
ジョシュア・レッドマンのグループに参加して一躍注目を浴びました。リーダー作をリリースする一方で、
ステファン・ハリス、
マーク・ターナー、
カート・ローゼンウィンケルといった数多くのミュージシャンと共演し、ニューヨーク・シーンの最前線で活動しています。