作詞家の
松本 隆が、
シューベルトの歌曲3部作とされる『白鳥の歌』を日本語訳した新作アルバム『松本隆現代語訳シューベルト 歌曲集「白鳥の歌」』(COCQ-85417 3,000円 + 税)を4月18日(水)にリリース。
シューベルト楽曲の日本語訳は、松本のライフワーク。1992年に『冬の旅』、2004年に『
美しき水車小屋の娘』を現代語訳して発表しており、本作『白鳥の歌』をもってシューベルトの歌曲集3部作が完結します。
現在の活動拠点である京都にこだわった制作がなされており、ジャケットには京都在住の書家、川尾朋子を起用。演奏はヴォーカルにテノール歌手の鈴木 准、ピアノに巨瀬励起を迎えています。京都コンサートホール アンサンブルホールムラタで行なわれた録音について、松本は「レコーディングディレクターは音程に厳しく、冷徹な人の印象だったが、ドッペルゲンガーのOKテイクをとってる最中に感極まって号泣してしまった。もちろん鈴木准氏の歌唱のなせるわざである。巨瀬励起氏のピアノは和音をポローンと弾いてるだけで美しい。それだけで詩になってる。コロムビアの録音チーム。練習の時にぼくは客席で聴いていて、後半はコントロールルームに移動した。するとスピーカーからホールとまったく同じ音が聞こえるのだ。なんという技術の高さ」とコメントしています。