近年
スワヴェク・ヤスクウケらの活躍をきっかけに注目を浴びるポーランド・ジャズ。昨年リリースされた“ピアノ”がテーマのコンピレーション・アルバム『
ポーランド・ピアニズム』に続くポーランド・ジャズ・コンピレーション第2弾『
ポーランド・リリシズム』(RPOZ-10040 2,500円 + 税)が3月21日(水)に発売されています。
選曲は前作に引き続き、日本におけるポーランド・ジャズ研究の第一人者・オラシオが担当し、全曲国内初CD化となる10曲を収録。トラッドやクラシックをベースとしたポーランド音楽独特の旋律の魅力に“リリシズム” というテーマでフォーカスしています。
今作ではポーランドで人気の高い女性ヴォーカル・シーンもピックアップ。ジャジー・ポップなアーリー・バーズ、ポスト・クラシカルなスフェア、トラディショナルなバブーシュキなど、いずれもポーランド語の響きから独自のリリシズムが漂います。インスト楽曲は、シンセとヴァイオリンでアトモスフェリックな音像を作るトマシュ・ムレニツァ、『ポーランド・ピアニズム』にも収録されたピョトル・ヴィレジョウをフィーチャーしたアダム・コヴァレフスキ(b)、
アンナ・マリア・ヨペックとの来日経験を持ち、全音楽ジャンルの最先端で活躍するクシシュトフ・ヘルヂン(pf)、ターンテーブルと繊細なピアノでスタンダード曲を解釈したパヴェウ・カチュマルチク・オーディオアィーリング・トリオらを収録。日本でも高い人気を誇るスワヴェク・ヤスクウケのアグレッシヴ時代のプロジェクト、ヤスクウケ・トリヨでは静謐なピアノ・ソロ作とは異なるインダストリアルなドラムとの共演を披露しています。