ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の自主レーベル“ベルリン・フィル・レコーディングス”が、
クラウディオ・アバド(Claudio Abbado)の三回忌を記念して2016年3月にリリースした『
クラウディオ・アバド〜ザ・ラスト・コンサート』。そのSACDハイブリッド盤(KKC-5861 4,500円 + 税)が4月21日(土)に発売されています。
アバドは1990年から2002年にかけてベルリン・フィルの首席指揮者 / 芸術監督を務め、同ポストを辞した後も毎年5月に客演していました。本作は、アバドの最後の客演となった2013年5月18、19、21日の定期演奏会での演奏を収めたもので、
メンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』(序曲および6曲)と、ベルリン・フィルとの演奏では今回が初となる
ベルリオーズの「幻想交響曲」を収録しています。
ベルリン・フィル団員のアバドへの思い出が詰まった“アルバム”をコンセプトに制作された本作の装丁は、赤の布張りハード・カヴァー。ブックレットにはその多くがこれまで非公開であった、プライベートを含むアバドのさまざまな写真が盛り込まれています。当時の楽団員や共演の
マウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini)、
ダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)、
アルフレッド・ブレンデル(Alfred Brendel)らとのリハーサル風景、そしてサッカーや卓球を楽しむ姿など、ファンにはたまらない内容です。