指揮者
パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)が、
フランクフルト放送交響楽団とのブルックナー・チクルス第7弾『ブルックナー: 交響曲第1番(1868年リンツ稿)』(SICC-10255 3,000円 + 税)を5月16日(水)にリリース。
交響曲第1番ハ短調は、39歳で作曲した最初の交響曲(ヘ短調)の出来に満足しなかった
ブルックナーが41歳から書き始め、44歳の時に完成させた作品。作曲順としては2番目の交響曲にあたりますが、番号を付けたのはこのハ短調が初でした。作曲者自らが本作を“生意気な小娘(kecke Beserl)”とあだ名していたことからも、この作品に寄せたブルックナーの愛着が窺えます。
本盤でパーヴォは、晩年にブルックナー自身が手がけた改訂稿“ウィーン稿”ではなく、“リンツ稿”と呼ばれる第1稿を演奏。行進曲風の第1楽章から、躍動感に満ちた活力あふれるサウンドが鳴り響きます。
パーヴォは、首席指揮者を務める
NHK交響楽団の〈第1886回 定期公演 Cプログラム〉で、5月18日(金)と19日(土)に本交響曲を演奏します。