“フルートの貴公子”“フルート界のスーパースター”などと称され、ソロ・フルーティストならびに
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として活躍する
エマニュエル・パユ(Emmanuel Pahud)が、最新アルバム『
SOLO』(WPCS-13765〜6 3,500円 + 税)を5月23日(水)にリリース。
本作は、ドイツ・バロックの代表的作曲家
テレマンによる『無伴奏フルートのための幻想曲』全12曲を中心に据えつつ、テレマン作品の間に
武満 徹や
オネゲル、
カルク=エーレルト、
ニールセン、
ベリオ、
ペルト、
ヴァレーズ、そしてパユ自身がその初演を受け持った
マティアス・ピンチャー(Matthias Pintscher)や
イェルク・ヴィトマン(Jörg Widmann)らによる作品を交互に挟み込み、テレマンと同時代の
マラン・マレによる「スペインのフォリア」で全体を締めくくるという、パユならではの凝った構成。さまざまな書法による楽曲が、単旋律のフルート1本で描き出されます。
パユは今年の11月末から12月初頭に来日公演を開催。
読売日本交響楽団の〈第583回定期演奏会〉へ出演するほか、ハープ奏者の
マリー=ピエール・ラングラメ(Marie-Pierre Langlamet)、ヴィオラ奏者のリーズ・ベルトー(Lise Berthaud)とのトリオ編成で、
ドビュッシーの没後100年を記念する特別公演を予定しています。