クラシックの国際教育音楽祭〈パシフィック・ミュージック・フェスティバル 2018(PMF2018)〉と、都市型ジャズフェスティバル〈サッポロ・シティ・ジャズ 2018〉が今年も北海道札幌市で同時期に開催。〈PMF2018〉は7月7日(土)〜8月1日(水)、〈サッポロ・シティ・ジャズ 2018〉は7月14日(土)〜22日(日)にかけて行なわれます。
〈PMF2018〉は、1990年に指揮者 / 作曲家の
レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)が
ロンドン交響楽団とともに札幌で創設。音楽祭の中心となるのは、世界各国から国際オーディションで選抜された18〜29歳の若手音楽家約100人で構成される、ひと夏かぎりの“PMFオーケストラ”。29回目を数える今年はバーンスタイン生誕100年の記念年にあたり、バーンスタインの長女で著述家のジェイミー・バーンスタイン(Jamie Bernstein)が父との思い出を語るほか、すべてのPMFオーケストラの演奏会でバーンスタインの作品が取り上げられ、ヴァイオリニストの
五嶋みどりが1990年にバーンスタインの指揮によりPMFで演奏した「セレナード」を再演するなど、記念年ならではの企画が予定されています。また今回、〈PMF2018〉の芸術監督を務める
ワレリー・ゲルギエフ(Valery Gergiev)の指揮により、PMFオーケストラが
マーラーの交響曲第7番に初挑戦。本作を含むプログラムは、札幌での最終公演後、バーンスタインが1985年に〈広島平和コンサート〉で訪れた広島、そして東京でのラスト・コンサートでも演奏されます。
今年で12回目を迎える〈サッポロ・シティ・ジャズ〉は、期間中プロ / アマ合わせ400組以上が出演し、来場者が15万人を超える国内最大級のジャズフェスティバル。これまでシンボルとして展開してきた大通公園2丁目のテントライブに代わり、今秋オープンする札幌市民交流プラザに拠点が移されるため、今年に限って7月の夏期間と12月の冬期間に分けて開催される予定です。夏期間は、札幌駅前通りで200名を超える参加者がシティ・ジャズの開幕を告げる“THE PARADE”、全国から約300組が出演し街中で演奏を繰り広げる“PARK JAZZ LIVE”、札幌芸術の森で行なわれる野外ジャズ・ライヴなど、夏の札幌とジャズを満喫できる企画が多数予定されています。冬期間は札幌市民交流プラザが中心となり、札幌文化芸術劇場hitaruを会場に新しい演出でライヴが行なわれるほか、各種スタジオではワークショップやシンポジウムなどが開催されます。
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PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)20182018年7月7日(土)〜8月1日(水)
※26日間北海道 札幌コンサートホール kitara / 札幌芸術の森
広島 フェニックスホール
東京 赤坂 サントリーホール
ほか
www.pmf.or.jp■
サッポロ・シティ・ジャズ 2018[夏]2018年7月14日(土)〜7月22日(日)
北海道 札幌駅前通、札幌芸術の森、札幌市教育文化会館ほか
[冬]2018年12月16日(日)〜12月22日(土)
北海道 札幌市民交流プラザ
sapporocityjazz.jp