現代最高峰のチェリストのひとり、
ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)が、自身3度目となる
J.S.バッハ『無伴奏チェロ組曲』の全曲録音『
バッハ: 無伴奏チェロ組曲全曲 〜シックス・エヴォリューションズ〜』(SICC-30488〜9 3,600円 + 税)を日本先行で8月15日(水)にリリース。
前作から約20年ぶりの無伴奏録音となる本作は、2017年12月12〜15日に米マサチューセッツ州メカニクス・ホールで録音されました。J.S.バッハの『無伴奏チェロ組曲』は、チェリストにとって“旧約聖書”とも評される、最難関のレパートリーです。4歳の頃から、音楽家だった父親の手ほどきで毎日欠かさずこの曲を演奏してきたヨーヨー・マは、この作品について「バッハの無伴奏チェロ組曲はつねに僕の人生とともにあった音楽的伴侶といえるものだ。60年にわたって辛い時や華やかな祝いの時も、喪失の悲しみの中にあっても僕を支え、慰め、喜びをもたらしてくれた。作曲されて300年以上経った今日の困難な時代においても、変わらず進むべき道を我々に示してくれるこの音楽が内包する力とは一体どんなものなのだろうか」とコメントを寄せています。なお、ヨーヨー・マは『無伴奏チェロ組曲』コンサートを、今後2年間かけて6大陸で行なうことも発表しています。
ヨーヨー・マはこれまで、1982年と、1994〜1997年の2回にわたり、『無伴奏チェロ組曲』全曲録音をリリース。それぞれがヨーヨー・マの代表作としてベストセラーになっており、初回の録音『J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲(全曲)』は〈グラミー賞〉を受賞しました。2回目の録音『J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲(全曲)〜インスパイアド・バイ・バッハ〜』は、
坂東玉三郎やマーク・モリス・ダンス・グループ、
アトム・エゴヤンといった異なるジャンルのアーティストらとのコラボレーションにより、第1番から第6番までを映像作品として発表しています。