ジミ・ヘンドリックス、マイルス・デイヴィス、ドアーズ、ザ・フー、レナード・コーエンらが出演した1970年8月の〈ワイト島ミュージック・フェスティバル〉。これまでに公開されていたジョニ・ミッチェル（Joni Mitchell）がこの伝説のフェスに出演した際の映像は、オムニバスで2曲観ることができたのみだったものの、メドレーを含む全12曲を収録する映像がついにリリースされます。『ワイト島のジョニ・ミッチェル 1970 【ライヴ＆ドキュメンタリー】』（DVD YMBA-10742 4,500円 + 税 / Blu-ray YMXA-10743 5,500円 + 税）は9月5日（水）に発売されます。

　監督は『ボブ・ディラン / ニューポート・フォーク・フェスティバル1963-1965』や、『ワイト島1970〜輝かしきロックの残像』ほか、多くの音楽ドキュメンタリーで有名なマレー・ラーナー。2017年9月に亡くなった、彼の最後のフィルム作品となりました。

　この作品は、約56分のライヴと約76分のドキュメンタリーで構成されており、ライヴはピアノとギターの弾き語り。「ウッドストック」「ビッグ・イエロー・タクシー」や、9月に発売されるプリンスの弾き語り音源集『ピアノ＆ア・マイクロフォン 1983』でプリンスがカヴァーしている「ア・ケイス・オブ・ユー」など、初期の名曲を聴くことができます。ステージに乱入した客が警備担当者とやりあうシーンや、「ウッドストック」を歌う際、観客からの野次に対してミッチェルが毅然とした態度をとったシーンなどもあり。

　ドキュメンタリーはライヴ映像にジョニ・ミッチェルのインタビュー（2003年1月収録）を加えたもので、当時を振り返る貴重な内容となっています。インタビュー中に披露するピアノのインプロヴィゼーションも収録。