オルガニストの
椎名雄一郎が、東京・池袋 東京芸術劇場コンサートホールの3つのオルガンで
J.S.バッハの名曲を演奏した新作アルバム『
3つのオルガンで聴くバッハの世界〜東京芸術劇場〜』(ALCD-1175 2,500円 + 税)を7月7日(土)にリリース。
東京芸術劇場コンサートホールのオルガンは、背中合わせとなった2つのオルガンケースに3つのオルガンが収められたもの。第1のクラシック・デザインの面にはルネサンスとバロック・オルガンがはめ込まれ、第2のモダン・デザインの面はフランス古典から現代の音楽に対応するモダン・オルガン。
本作で椎名はこれら3つのオルガンを操り、ルネサンス・オルガン(a'=467Hz / ミーントーン調律法)で2つのコラール編曲「いと高きところでは神に栄光あれ」、バロック・オルガン(a'415Hz / バロック調律法)で『オルガン小曲集』を代表する「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」と「パッサカリア ハ短調」、そしてモダン・オルガン(a'=442Hz / 平均律に近い調律法)で「トッカータとフーガ ニ短調」やソナタ第3番 ニ短調、「幻想曲とフーガ ト短調」、コラール前奏曲「最愛のイエスよ、われらここに集まりて」などの名曲を演奏。それぞれ異なる調律法から生まれるピュアな響きや強烈な不協和音、オルガンの全体の鳴りを味わえる録音です。