ルーマニアに魅了され、
ショパンの愛弟子であった作曲家カール・フィルチュ作品について現地で研究を重ねるピアニストの
萩原千代が、『
ショパンの愛弟子 若き天才作曲家 カール・フィルチュの世界2』(ALCD-9188 2,800円 + 税)を8月7日(火)にリリース。
弟子に対しても週1回以上教授することはなかったいうショパン。11歳のフィルチュには卓越した才能を見出し、例外的に週3回もの指導を行なったといいます。しかしフィルチュは、15歳の誕生日を目前に、結核で早世。その短い生涯の間に、熟達した作品を残しました。
萩原は、フィルチュ作品との運命的な出会いから、作曲家の生地ルーマニアにおいて研究を重ねたピアニスト。2010年と2012年の2回にわたり、〈カール・フィルチュの世界〉と題した日本初演となるリサイタルを、東京・上野 旧東京音楽学校奏楽堂で開催しました。日本盤初となる全曲フィルチュ作品のCDとなった前作『カール・フィルチュの世界』(2016年)と本作を合わせ、フィルチュの全ピアノ作品を収録しています。