2018年10月3日(水)から14日(日)にかけて、東京・渋谷 新国立劇場で
大野和士芸術監督就任第1作にして2018 / 19(年)シーズン開幕公演となる
モーツァルトの『魔笛』(新制作)が上演されます。本公演に先立ち、大野が自らピアノを弾き、カヴァー歌手の歌唱を交えながら『魔笛』の魅力を紹介する特別イベント〈大野和士のオペラ玉手箱 with Singers Vol.1『魔笛』〉が9月10日(月)に、そして〈ウィリアム・ケントリッジ スペシャルトーク〉が9月30日(日)に開催されます。会場はいずれも新国立劇場です。
本公演の演出を手がけるのは、現代アートの巨匠にして、オペラ演出でも世界を席巻しているウィリアム・ケントリッジ(William Kentridge)。素描とアニメーションを用いた美しく神秘的な舞台は、ベルギー・ブリュッセルのモネ劇場を皮切りに、ミラノ・スカラ座や〈エクサン・プロヴァンス音楽祭〉など、世界中で人気を博しています。
ヨーロッパでの豊かな経験を持つ大野新芸術監督が力を入れるのが、旬の演出家の日本への紹介。とくに、ヴィジュアル・アートと結びついて音楽の流れや作曲家の意図を視覚化する演出は、現在の世界のオペラ演出の大きな潮流となっており、大野が日本にぜひ紹介したいと温めていたとのことです。
La Flûte enchantée (Die Zauberflöte) by W. A. Mozart ©Elisabeth Carecchio - Festival d'Aix-en-Provence 2009