2016年1月に発売された
デヴィッド・ボウイの遺作『
★』で鮮烈なプレイを聴かせたテナー・サックス奏者の
ダニー・マッキャスリン(Donny McCaslin)が、最新アルバム『ブロウ』にボーナス・トラック「TOKYO」を追加収録した国内盤(SICX-30061 2,500円 + 税)を10月24日(水)に発売。リリースに先立ち、第1弾シングル「ワット・アバウト・ザ・ボディ」の配信が開始され、ミュージック・ビデオもYouTubeにて公開されています。
クロスジャンルする現在進行形のジャズ・シーンで活躍するマッキャスリン。90年代から演奏活躍を始め、
マリア・シュナイダー・オーケストラに参加し、その人脈からボウイとの共演が実現。ボウイを魅了したそのキャリアの中でも本作はアーティストとして大胆に進化した姿を示しています。
本作についてマッキャスリンは、「ボウイと共演するまではこんなことが可能だとは思いもしなかった」とコメント。また、「“その時、聴こえているものを求めて進めばいい、どう思われるか、どうジャンル分けされるかは心配しないで、音楽を作ろう”とボウイからレコーディング中に言われた哲学が深く心に刻まれている」と語っています。
アルバムには『★』にも参加したマッキャスリン・バンドのメンバーである
マーク・ジュリアナ(ds)、
ジェイソン・リンドナー(key)、
ティム・ルフェーブル(b)をはじめ世界屈指の精鋭たちが参加。ボウイとの長きにわたる共演で知られるゲイル・アン・ドーシーや、インディ界の重鎮
サン・キル・ムーンといったマッキャスリンの人脈の広さを感じさせる顔ぶれとなっています。