今年ソロ活動40周年を迎えた
高橋幸宏が、40年前に“高橋ユキヒロ”名義でリリースした初のソロ・アルバム『Saravah!』のヴォーカル・パートを全編新録し、新たにミックス / マスタリングした新録盤『Saravah Saravah!』を
CD(COCB-54275 3,000円 + 税)と
ヴァイナル(COJA-9341 3,800円 + 税)の2形態で10月24日(水)にリリース。
『Saravah!』は、当時26歳だった高橋が1978年6月に発表したアルバム。
サディスティック・ミカ・バンドのメンバーである
加藤和彦、
高中正義のほか、
細野晴臣や
山下達郎らが参加し、
坂本龍一が共同プロデュース / 編曲を務めたことでも知られています。
『Saravah Saravah!』は、良好な状態で保管されていた当時のマルチ・トラックが発見されたことを機に、オケ・パートはそのままに、ヴォーカル・パートを現在の高橋の声で再録したもの。高橋は「40年前の作品が、まさに、“今の自分”の作品になったと思う」とコメントしています。
11月24日(土)には、高橋が旧知の仲間たちと共にアルバムを再現するライヴ〈Saravah! 40th Anniversary Live〉が東京・丸ノ内 東京国際フォーラム ホールCで開催されます。
まだ僕が26歳だった時のソロデビュー・アルバム『Saravah!』。
当時のマルチ・テープが奇跡的に綺麗なまま残っていたおかげで、本当にかねてからの念願だったヴォーカルを全曲いまの僕の声で録り直すことができました。もちろん、オケの全てのバッキング・トラックは当時のままで。今更ながら、レコーディングに参加してくれた皆さんの演奏の巧さ(楽器、コーラス、その表現力)、教授のアレンジ等々、もう全てが素晴らしく、近年のハードディスクでのレコーディングにすっかり慣れてしまっていた自分にとって、40年前の同時録音の演奏は目からウロコでした。
ミックスダウン、マスタリングもきっちりやり直して、40年前の作品が、まさに、“今の自分”の作品になったと思う。
皆さん、是非聴いてやってください。――高橋幸宏