世界的な再評価の高まりを受け、1998年に発表された3rdアルバム『
Music for Myxomycetes(変形菌のための音楽)』の2枚組デラックス・エディションが今年5月に発売された日本アンビエント・サウンドの先駆者、
INOYAMALAND(イノヤマランド)。リイシューの好評に応え、1983年発表の1stアルバム『DANZINDAN-POJIDON』の
リマスター盤(CD EXT-0027 2500円 + 税)も8月29日(水)に「ExT Recordings」より発売されます。
世界的に見ても先見性、完成度の高い、洗練されたアンビエント・サウンドが再評価以前から伝説化していた『DANZINDAN-POJIDON』。今回のリマスター盤制作にあたり、サウンド・エンジニアとして益子 樹(
ROVO,
DUB SQUAD)を迎え、オリジナル・マルチトラック・テープを新たにデジタル化。当時の雰囲気を極力再現した精巧なミックスダウンの上でリマスタリングされた、鮮明で透明感溢れるニュー・マスター音源となっています。
オリジナル盤のプロデュースを担当した
細野晴臣は、「1980年代、ニューウェイブとアンビエントのはざ間にはユニークな音楽があったのです。その時期にリリースされた日本の音楽が、今世界で聞かれるようになってきました。イノヤマランドはその中でも希少な音楽として、忘れられることなく今に至ります。今から35年前にリリースに関わったままでしたが、失われた宿題の提出には新鮮な驚きがありました。イノヤマランドという地方の、天気予報を聞いているような、奇妙な心地よさは今も変わりません」とコメントしています。