1948年の設立以来、ベルリンを拠点に70年もの歴史を誇る世界最高峰の合唱団、
ベルリンRIAS室内合唱団が、2018年11月2日(金)に東京・初台 東京オペラシティ コンサートホール: タケミツ メモリアルで来日公演を開催。指揮は2017年に同合唱団の芸術監督および首席指揮者に就任したジャスティン・ドイル(Justin Doyle)です。
“RIAS”(=Rundfunk im amerikanischen Sektor)を名前に冠する同合唱団は、旧西ベルリンのアメリカ軍占領地区放送局専属合唱団として1948年に設立。ベルリン・フィルハーモニーやコンツェルトハウスで行なう合唱団自身の演奏会に加え、ヨーロッパ各地の音楽祭やオーケストラからの招きも多く、2017 / 18(年)シーズンには
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ベルリン・ドイツ交響楽団、
フライブルク・バロック・オーケストラ、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、
ポーランド国立放送交響楽団など名だたるオーケストラに客演を重ね、さらに独バーデン=バーデンで
ヤニック・ネゼ=セガン(Yannick Nézet-Séguin)指揮の
モーツァルト『魔笛』、ヴェルビエ音楽祭で
マルク・ミンコフスキ(Marc Minkowski )指揮の
フォーレ『レクイエム』にも参加するなど、ヨーロッパ各地で引っ張りだこの活躍を見せています。レパートリーも幅広く、
タリスから現代作品までほぼ500年にわたる合唱音楽の歴史のすべてをカヴァーしています。
本公演でベルリンRIAS室内合唱団は、
J.S.バッハのモテット3曲の間に
メンデルスゾーンの「3つの詩編」と
ブルックナーの『モテット集』を挟み込んだ、同合唱団が最も得意とする独墺作曲家の名曲揃いのプログラムを披露。同合唱団の持ち味を味わいつくせる、ベスト・プログラムともいえる内容です。