設立10周年を迎え、〈SONICMANIA 2018〉でのステージ・ジャックやポップアップ・ショップの開催など、盛り上がりを見せているフライング・ロータス（Flying Lotus）主宰レーベル「Brainfeeder」が、その10年の歴史の集大成としてコンピレーション・アルバム『Brainfeeder X』を特殊スリーヴケース付きの限定盤（BRC-586LTD 2,800円 + 税）と通常盤（BRC-586 2,500円 + 税）の2形態で11月16日（金）に世界同時発売。レーベルの歴史を彩る代表曲に加え、フライング・ロータスやサンダーキャットらの初出し音源22曲と初めて公式リリースされるレア音源など全36曲が2枚組CDに収録されています。このリリースの発表に合わせて、フライング・ロータスによるブランドン・コールマン「Walk Free」のリミックスがYouTubeにて公開されています。

　LAに端を発したビート・ミュージック・シーンの勃興の中で産声をあげた「Brainfeeder」は、ジャズ、ヒップホップ、ファンク、ソウル、ハウスなどあらゆる音楽スタイルを再編成し、革新性を持ちながらグッド・ミュージックを送り出しています。

　本作のdisc 01には、サンダーキャットやテイラー・マクファーリンといった新世代ジャズのキーマンをはじめ、先鋭的ヒップホップで注目を集めたジェレマイア・ジェイ、ベース・ミュージックにテクノやハウスを融合させたオランダ人プロデューサーのマーティン、フットワーク / ジュークの最高峰レーベル「TEKLIFE」のクルー、DJペイパル、そしてレーベル設立当初からフライング・ロータスと共にビート・ミュージック・シーンを盛り上げたティーブスやデイデラス、トキモンスタらレーベルの代表曲を収録。

　disc 02は、フライング・ロータスもプロデューサーとして参加し、バッドバッドノットグッドをゲストに迎えたサンダーキャットの新曲「King of the Hill」をはじめ、ラパラックス、ロス・フロム・フレンズ、ドリアン・コンセプト、ジョージア・アン・マルドロウらの新曲を収録。また、フライング・ロータスとサンダーキャット、シャバズ・パラセズから成るウォークが、ジョージ・クリントンをフィーチャーして発表した「The Lavishments of Light Looking」が初めての公式リリースという形で収録されるほか、先日日本でも公開され話題を呼んだフライング・ロータスの初長編映画「KUSO」のサウンドトラック「Ain't No Coming Back」など、フライング・ロータス関連のレア曲も収録。またPBDY（ピーボディ）、ミゲル・アトウッド・ファーガソン、リトル・スネイク、テイラー・グレイヴスら、今後リリースが期待される注目アーティストの楽曲も収録されています。

　本作のアートワークは、「Brainfeeder」のオリジナル・ロゴを手がけたチャールズ・ムンカが担当。国内盤CDには、限定盤、通常盤ともに10周年記念ロゴ・ステッカー（3種ランダム）が封入されます。