第53回〈グラミー賞〉にて最優秀新人賞を受賞した“現代ジャズ・シーン最高の才媛”ことベーシスト / ヴォーカリストの
エスペランサが、新プロジェクト〈12リトル・スペルズ〉のスタートを発表しました。10月7日より毎日、1つのスペルにちなんだ楽曲のミュージック・ビデオが自身の
Facebookで公開されます。海外
オフィシャル・サイトでは、それらの動画がまとめて掲載されています。12個すべてのスペルが出揃う10月19日には、この楽曲をまとめたEPとしてデジタル・ストリーミング・サイトにてリリースされる予定となってます。
今回発表中の楽曲は、今年9月にイタリアの古城でエスペランサが作曲し、米ニューヨーク・ブルックリンでのレコーディング・セッションで完成したばかりのもの。本作ではエスペランサはヴォーカルに専念し、演奏には
マシュー・スティーヴンス(g)、
ジャスティン・タイソン(ds)、
アーロン・バーネット(sax)、
バーニス・トラヴィス(b)、
コーリー・キング(back vo)といった強力なメンバーが参加しています。
このプロジェクトには、映像作家のカーメン・ダネシュマンジ、オペラ / 演劇監督のエルクハナ・ピュリッツァー、ワードローブ専門家のディエゴ・モントーヤ、ビデオ・アーティストのイーサン・サミュエル・ヤングがヴィジュアル・チームで参加。各共同編集者は、楽曲を聴くことなく、プロジェクトのタイトルとスペルだけからインスパイアされ「12リトル・スペルズ」を構成するヴィジュアルを創り出しています。
エスペランサは近日中に12回からなるポップアップ・ショーの詳細を発表する予定。各ショーはそれぞれひとつのスペルに焦点をあてたもので、すべて異なる内容となり、来年公開されるライヴ・フィルムに収録されることになっています。ショーの会場では限定の音源やアイテムが販売され、それらの完全版パッケージは2019年に「コンコード」よりリリースが予定されています。毎回、創意工夫あふれる趣向で自身を表現しているエスペランサ。今回の新プロジェクトがどのようなものに発展していくか、今後も注目です。
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エスペランサ
「12リトル・スペルズ」www.esperanzaspalding.com/home#home-12littlespells[トラック・リスト]
01. 12 Little Spells(Thoracic Spine)
02. To Tide Us Over(Mouth)
03. Until The Next Full(Eyes)
04. Thang(Hips)
05. Touch in Mine(Fingers)
06. The Longing Deep Down(Abdominal Portal)
07. You Have To Dance(Feet)
08. Now Know(Solar Portal)
09. All Limbs Are(Arms)
10. Readying to Rise(Legs)
11. Dancing The Animal(Mind/Brain)
12. With Others(Ears)