自主録音の『
ゴールドベルク変奏曲』(2004年)で鮮烈なデビューを飾ったドイツ出身のピアニスト、
マルティン・シュタットフェルト(Martin Stadtfeld)が、最新録音『
バッハへのオマージュ』(SICC-30493 2,600円 + 税)を11月14日(水)にリリース。
デビュー以来、
バッハのみならず
ベートーヴェン、
シューマン、
シューベルト、
ワーグナーなどの作品にも取り組み、着実に歩みを進めてきたシュタットフェルト。2016年1月にリリースした
ショパンの練習曲以来となる本作では、自身のキャリアのなかでも重要な位置を占めるバッハへの“オマージュ”として、自身の編曲による「シャコンヌ」に続けて、バッハの作品に基づくシュタットフェルトによる即興作品を収録しています。
即興作品は、「ゴールドベルク変奏曲」「音楽のささげもの」「フーガの技法」などのバッハの作曲技法を取り入れつつ、『平均律クラヴィーア曲集』のように音階が半音ずつ上がりながら全調が演奏されるよう構成されたもの。シュタットフェルトならではの芸術性を披露しています。
シュタットフェルトは11月に来日。本作に収録した「バッハへのオマージュ〜ピアノのための12の小品」を含むリサイタルを11月25日(日)東京・錦糸町 すみだトリフォニーホールで開催するほか、11月30日(金)と12月1日(土)には北海道・札幌コンサートホールKitaraで札幌交響楽団の〈第614回定期演奏会〉に出演し、バッハのピアノ協奏曲 第1番ニ短調を演奏します。