総監督・指揮をオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督としても知られる
井上道義、演出・振付をダンサーとして注目される
森山開次が手がける、
モーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』の公演が、2019年1月から2月にかけて東京・金沢・熊本の3都市で開催されます。
2015年に井上道義が総監督を務め、
野田秀樹の演出により全国10都市で公演が行なわれ、大きな話題を呼んだオペラ『フィガロの結婚』に続くダ・ポンテ3部作(『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』)の第2弾。「若い人と組みたかった」という井上により抜擢された森山が“踊るオペラ”を演出します。また、上演は日本語(英語字幕付き)。“日本オペラの新たな時代は、日本語が開く”という井上の考えのもと、ドン・ジョヴァン役の
ヴィタリ・ユシュマノフ、騎士長役のデニス・ビシュニャの海外キャストも含め全幕日本語で上演します。
公演日程は、1月20日(日)富山・オーバード・ホール、1月26日(土)〜27日(日)東京・豊島 東京芸術劇場コンサートホール、2月3日(日)熊本・熊本県立劇場演劇ホール。チケットは発売中です。
森山開次はこの国の次世代を牽引する舞台人材と思う。
勿論ダンサーとしての素晴らしい身体能力や、世界に表現するに値する秘めたマグマを持っている。しかしそれだけでモーツアルトの超名作ドン・ジョヴァンニの演出を頼んだりはしない。なんと言っても、共演者を丁寧な粘りある、吸引力を持って導く人間性に感銘を受けるからだ。本当の舞台人で身体能力と知性と感性を兼ね備えている彼をサポートするのは刺激的だ。そして今回はもう一つ、前代未聞の仕掛けがある。今まで、原語でなければ、どんなに素晴らしい演奏であっても、“負け組の遠吠え”であった日本語上演をあえておこない、言葉と音楽で皆さんの心に入り込もうと目論んでいる。勿論2人の外国人は日本語がペラペラだ。すでにこの国は充分国際的なのだ。
見た目にも、聞こえた耳にも、満足できる歌手ばかり!そして意味のある身体表現=ダンス。観客が、勇んで共に舞台から飛び降りたくなる魅力ある歌手ばかりだ。いざ!――総監督・指揮 井上道義“ドン・ジョヴァンニの演出をしないか!”
井上道義さんにそう持ちかけられた時、私は初めてのオペラ演出に慄くどころか、その瞬間からドクドクと発想が湧き出し、興奮していた。21歳で舞台の世界に飛び込んだ時、最初に学び踊ったその役が、ドン・ジョヴァンニ役だったことも何かの縁だろう。私の踊りへの欲求は、ドン・ジョヴァン二の生き様に重なる。踊りは求愛。この、踊りへの尽きることない欲望の果てが、地獄落ちだとしても構わないと思っている。身体表現を取り込んだオペラ演出は、昨今では珍しくないが、その可能性の追求に果ては無い。至極の踊るオペラ『ドン・ジョヴァンニ』を全力で演出したい。――演出・振付 森山開次
■2018年度全国共同制作プロジェクト
モーツァルト 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全幕
2019年1月20日(日)
富山 オーバード・ホール
ロビー開場 13:15 / 開演 14:00
S席 10,000円 / A席 8,000円 / B席 6,000円 / C席 4,000円 / U-25席 3,000円(税込)
※未就学児入場不可
※U-25チケットはアスネットカウンターのみ取扱い。座席は、当日空席よりお選びいただきます。
※お問い合わせ:アスネットカウンター(オーバード・ホール1階) 076-445-5511(10:00〜18:00 / 月曜定休、月曜日が祝日の場合翌平日が休み)
2019年1月26日(土) / 27日(日)
東京 豊島 東京芸術劇場コンサートホール
ロビー開場 13:00 / 開演 14:00
SS席 12,000円 / S席 10,000円 / A席 8,000円 / B席 6,000円 / C席 4,000円 / D席 3,000円 / E席 1,500円 / 高校生以下 1,000円
※未就学児入場不可
※高校生以下チケットは、東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売りのみ取扱い。(枚数限定・要証明書)
※障害をお持ちの方は、割引料金でご鑑賞いただけます。詳細は一般発売より東京芸術劇場ボックスオフィスまでお問い合わせください。(要事前予約)
※お問い合わせ:東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00)
2019年2月3日(日)
熊本 熊本県立劇場演劇ホール
ロビー開場 14:30 / 開演 15:00
S席 8,000円 / A席 6,000円(税込)
※未就学児入場不可
※25歳以下、障がいのある方は3,000円引き
※障がい者割引は熊本県立劇場のみの取扱い
※お問い合わせ:熊本県立劇場 096-363-2233(休館日を除く9:00〜19:00)