史上最年少で〈ボン国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクール〉入賞、さらに2013年の〈エリザベート王妃国際音楽コンクール〉では20歳という若さで第2位に輝き、2015年にはニューヨークの〈ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディション〉でも優勝を飾った1992年仏生まれのピアニスト、
レミ・ジュニエ(Rémi Geniet)が、2019年1月12日(土)に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホールで行なわれる〈ピアノ・エトワール・シリーズ Vol.36 レミ・ジュニエ ピアノ・リサイタル〉に登場。
本公演は、若手のなかでも厳りすぐりのピアニストたちが意欲的なプログラムで競演を繰り広げる彩の国さいたま芸術劇場の〈ピアノ・エトワール・シリーズ〉の第36回目。ジュニエは、日本では〈ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〉をきっかけにたびたび来日しており、多彩な音色や高度なテクニックで聴衆を魅了しています。これまでにリリースしたアルバムも高く評価されており、デビュー・アルバムのオール・バッハ・プログラムは2015年に“ディアパゾン・ドール・オブ・ザ・イヤー”に輝きました。
曲目は、アルバムにも収録した
J.S.バッハのカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」を冒頭に、これまで演奏会ではほとんど披露してこなかった秘蔵の作品である
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」、ジュニエがいちばん心惹かれるという
ショパンの『4つのマズルカ』、そして
ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』からの3楽章で締めくくる、充実の内容。優美さと力強さを兼ね備えるジュニエの魅力が存分に発揮されるプログラムです。