シンガー・ソングライターの
中村 中が、12月5日にニュー・アルバム『
るつぼ』をリリース。アルバム発売前よりYouTubeにて公開している動画シリーズ「中村 中 8th Album『るつぼ』Trailer」の第7弾として、ゲーム実況グループ“三人称”がナレーションを務めたコラボレート動画を公開しています。
Trailer第7弾では、オンラインゲームの世界を歌ったアルバム収録曲「箱庭」の映像を三人称が実況。中村は三人称について「トレーラーと言ってもただの宣伝ツールとして扱うのではなく、少しでも楽しい展開をしたいという理由と、御三方の実況が好きだという理由で(ほぼ、この理由)お声をかけさせていただきました。結果的に新たな出会いにも繋がりました。ゲームが生んだ現実の繋がりです。快く引き受けてくださった“三人称”の御三方に心から感謝します」と感謝の言葉を述べています。
「箱庭」はオンラインゲームの歌です。私は幼少の頃、他人とコミュニケーションを取るのが下手で、内に籠りがちでした。周りと同じ様に出来て当たり前という雰囲気が漂う中、自分のセクシュアリティーに引け目を感じ、時にからかわれながら過ごした学生生活は疲れましたし辛かったです。そんな現実を忘れさせてくれたものがゲームでした。
はじめは、ただ目の前に用意された問題を楽しみながら解いて行く“遊び”の要素に惹かれました。しかしその後、通信でモンスターを交換したり、オンラインで遊ぶスペースまで設けられたりとゲームは進化して行き、私はそれまでいた社会の外側に友人を作ることが出来、次第に“繋がり”の要素に惹かれて行きました。
ゲームは今でも「だらしのない人がやるものだ」「現実で人と関わりが持てない人がやるものだ」というネガティブなイメージがあるようですが、私は現実が余りにも苦しいなら、ゲームの世界に居場所を求めても良いと思います。
私は、今の自分とは違う自分で生まれていたらどうだったかな?と思うことがあります。ゲームで“アバター”を作るときに、理想の姿や面白いキャラを作ったことがある人は少なくないはず。現実では内気な人でも、その姿でなら、困っている人を助けたり、自分がクエストをリードすることも出来ます。
見た目や先入観だけで判断されている人がいるのではないか。孤立している人がいるのではないか。そんな現実世界に目を向けて欲しくて「箱庭」という曲を書きました。もちろん、ゲームが好きだからというのもありますけどね。
前段が長くなりましたが、この度トレーラーを制作するにあたり、ゲーム好きが昂じて、或るゲーム実況グループにトレーラーのナレーションを依頼しました。大人気ゲーム実況グループ“三人称”のドンピシャさん、ぺちゃんこさん、鉄塔さんの御三方です!
トレーラーと言ってもただの宣伝ツールとして扱うのではなく、少しでも楽しい展開をしたいという理由と、御三方の実況が好きだという理由で(ほぼ、この理由)お声をかけさせていただきました。結果的に新たな出会いにも繋がりました。ゲームが生んだ現実の繋がりです。快く引き受けてくださった“三人称”の御三方に心から感謝します。
尚、トレーラーとして公開されなかった楽曲も、全て映像を撮り下ろしました。初回限定盤のDVDに収録されている“るつぼ-ダイジェスト-”でご覧になれます。レコーディング風景や撮影のメイキング映像など、内容は盛りだくさんです。
ニューアルバム“るつぼ”。
歌詞、旋律、和声、編曲、写真、映像、宣伝などなど、諸々楽しんでいただけますように。――中村 中
■2018年12月5日(水)発売
中村 中
『るつぼ』限定盤 CD + DVD TECI-1604 4,000円 + 税
通常盤 CD TECI-1605 3,000円 + 税
[CD]
01. 廃墟の森
02. 羊の群れ
03. 箱庭
04. 不夜城
05. きみがすきだよ
06. 蜘蛛の巣
07. 裏通りの恋人たち
08. たびびと
09. 雨雲
10. 孤独を歩こう
[DVD]
「箱庭」
「るつぼ-ダイジェスト」