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小澤征爾も出演したドイツ・グラモフォン創立120周年記念ガラ・コンサートの音源発売

小澤征爾   2019/01/08 12:38掲載
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 昨年で創立120周年を迎えた世界最古のクラシック・レーベル「ドイツ・グラモフォン」(DG)が、12月5日(水)東京・赤坂 サントリーホールで開催した〈ドイツ・グラモフォン創立120周年 Special Gala Concert Presented by 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ〉のコンサート音源を収めたアルバム『ドイツ・グラモフォン創立120周年 Special Gala Concert』(UCCG-1850 2,800円 + 税)を2019年1月1日に全世界でリリース。

 本公演には、指揮者の小澤征爾、DGの看板アーティストでもある“ヴァイオリンの女王”アンネ=ゾフィー・ムター(Anne-Sophie Mutter)、日本発祥のオーケストラとして唯一〈グラミー賞〉受賞歴もあるサイトウ・キネン・オーケストラ、そしてそのサイトウ・キネン・オーケストラを過去3度にわたりゲスト・コンダクターとして指揮し、国内外で高い人気を誇るベネズエラ出身の指揮者ディエゴ・マテウス(Diego Matheuz)が集結。熱演を繰り広げました。

 本アルバムは、公演についてのSNS上での大きな反響を受け、DGが同レーベルにとって極めて異例なスピードでリリースするもの。DGの社長、クレメンス・トラウトマン(Clemens Trautmann)は「世界中で開催している記念コンサートのなかでも特に反響が多く、異例のことですがより多くの人にいち早く聴いていただくために、緊急でリリースすることにいたしました」とコメントしています。

 DGから自身名義の作品をリリースしている日本人指揮者は小澤のみ。その小澤にとって、本作は1992年にリリースした『プロコフィエフ: 交響曲第4番』以来、約27年ぶりとなる自身名義のDG作品となります。サイトウ・キネン・オーケストラにとっても、サントリーホールで演奏したのは本公演が史上初となり、東京で演奏するのも約17年11ヶ月ぶりという、貴重なコンサート音源です。ライナーノートは、小澤と親交の深い小説家、村上春樹が執筆。“ドイツ・グラモフォン・ガラ・コンサート−慶賀すべき一夜”と題された約2,000字のライナーがブックレットに掲載されています。



■2019年1月1日(火)発売
ドイツ・グラモフォン創立120周年 Special Gala Concert
CD UCCG-1850 2,800円 + 税

[収録曲]
01. チャイコフスキー: 歌劇『エフゲニー・オネーギン』op.24〜ポロネーズ
02. チャイコフスキー: 交響曲第5番ホ短調op.64
03. ベートーヴェン: ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番ト長調op.40
04. サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調op.28


[演奏]
サイトウ・キネン・オーケストラ / ディエゴ・マテウス(指揮,01〜03) / 小澤征爾(指揮,04) / アンネ=ゾフィー・ムター(vn,03&04)

[録音]
2018年12月5日 東京 赤坂 サントリーホール
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