ノルウェーのヴァイオリン奏者、マリ・サムエルセン(Mari Samuelsen)が、世界最古のクラシック音楽レーベルであるドイツ・グラモフォン(DG)と専属契約を結ぶことを発表。DGからのデビュー・シングルとなる
マックス・リヒター(Max Richter)作曲「ノヴェンバー」を1月11日(金)に世界同時リリースしたほか、昨年10月に中国・北京の故宮(紫禁城)で開催された〈ドイツ・グラモフォン創立120周年記念コンサート〉での演奏が独 / 仏のテレビ局ARTEで放送されます。
サムエルセンは、
フィリップ・グラス(Philip Glass)や
スティーヴ・ライヒ(Steve Reich)、
ペトリス・ヴァスクス(Pēteris Vasks)といった現代作曲家のレパートリーや、リヒターとのライヴ共演により新たな聴衆を獲得するなど、オリジナリティあふれるプログラミングと演奏で知られるヴァイオリニスト。ソリストとして、カーネギー・ホールやハリウッドボウル、バービカン・センター、ベルリン・コンツェルトハウス、パリ・フィルハーモニー、シャンゼリゼ劇場など、世界一流の演奏会場に出演を重ねています。
今年の初夏にリリース予定のサムエルセンのDGデビュー・アルバムは、ジョナサン・ストックハンマー(Jonathan Stockhammer)指揮
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団との共演で録音されました。収録曲は、
J.S.バッハ「シャコンヌ ニ短調」のほか、リヒターや
ブライアン・イーノ(Brian Eno)、
ヨハン・ヨハンソン(Jóhann Jóhannsson)、ピーター・グレッグソン(Peter Gregson)ら、現代をリードする作曲家の管弦楽曲です。
サムエルセンは、3月に東京・錦糸町 すみだトリフォニーホールで行なわれる“すみだ平和祈念音楽祭2019 マックス・リヒター・プロジェクト”の公演〈クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス2019《メモリーハウス》〉に出演。公演では、リヒターの「メモリーハウス」が日本で初演されます。