1978年の設立以来、イギリスを代表するインディ・レーベルのひとつとして音楽シーンに多大な影響を与えてきたMUTEが、レーベル設立40周年企画「MUTE 4.0(1978 > TOMORROW)シリーズ」のメイン・プロジェクト「STUMM433」を発表しました。50組以上のレーベル関連アーティストが、
ジョン・ケージの「4分33秒」をカヴァーした映像作品のボックス・セットを5月に発売するこのプロジェクトから、ライバッハの「4分33秒」の映像が公開中です。
この映像は、ザグレブにあるHDLU'sバット・ギャラリー・スペースで行なわれたインスタレーション〈Chess Game For Four〉開催中に撮影・録音され、クロアチアのパフォーマンス・アーティストのヴラスタ・デリマーとスロヴェニア製の特製空宙ターンテーブルをフィーチャーしています。
「STUMM433」に参加するのは、
ライバッハのほか、
ニュー・オーダー、
デペッシュ・モード、
キャバレー・ヴォルテール、
イルミン・シュミット、
マーク・スチュワート、
Phew、
サイモン・フィッシャー・ターナーなど。
レーベル創始者のダニエル・ミラーは、このプロジェクトに関して、「ジョン・ケージの〈4分33秒〉は自分の音楽人生の中で長い間、重要で刺激を受けた楽曲としてずっと存在していたんだ。MUTEのアーティストたちがこの曲を独自の解釈でそれぞれやったらどうなんだろう? というアイディアは、じつはサイモン・フィッシャー・ターナーと話してるときに浮かんだんだよ。私は即座に、これをMUTEのレーベル40周年を記念する“MUTE 4.0 (1978 > TOMORROW) シリーズ”でやったら完璧じゃないか、と思ったんだよ」と語っています。