『
凶悪』『
孤狼の血』などの作品で知られる
白石和彌が監督を務めた映画「麻雀放浪記2020」が、2019年4月5日(金)より全国でロードショー。公開に先駆け、特報映像がYouTubeにて公開されています。
阿佐田哲也のベストセラー小説「麻雀放浪記」を原案とする本作は、新たな世界大戦が勃発し、東京オリンピックが中止になった2020年を舞台に、1945年の戦後からタイムスリップしてきたギャンブラー“坊や哲”が、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”で死闘を繰り広げる様子を描くドラマ。
斎藤 工が主役の“坊や哲”を演じるほか、もも(
チャラン・ポ・ランタン)、
ベッキー、
的場浩司、
岡崎体育らがキャストに名を連ねています。
このたび公開された特報映像は、焼け野原となった東京を彷徨う“坊や哲”の後ろ姿からスタート。麻雀クラブでアウトローたちが博打に命を賭けている様子が克明に描かれる中、「伝説の傑作小説よ、さらば。」という高らかな宣言とともに、舞台はモノクロ映像の1945年から2020年へと移り変わります。続けてサブリミナル的に映し出されるのは、煌々とした光に包まれる謎の闘技場や朽ち果てた2020年東京五輪のポスター、核爆発、死亡事件を報じる新聞記事など、予想を上回る東京の光景。原案はもちろんのこと、1984年にイラストレーターの
和田 誠が初監督した映画『
麻雀放浪記』からは想像もつかない世界が活写されています。
白石和彌監督は2018年12月28日に行われた〈第31回日刊スポーツ映画大賞〉の授賞式にて、「この新作、僕は大まじめに作った大傑作だと思うが、問題がありすぎて公開が危ぶまれている。気が気でない」と本作について言及。映像の最後に挿入される「これでいいのか、ニッポン」というメッセージが期待感を煽っています。
©2019「麻雀放浪記2020」製作委員会
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麻雀放浪記20202019年4月5日(金)全国ロードショー
www.mahjongg2020.jp[あらすじ]
主人公・坊や哲がいるのは、2020年の“未来”。なぜ? 人口は減少し、労働はAI(人口知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている。そしてそこは“東京オリンピック”が中止となった未来だった。嘘か? 真か!? 1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界。その時、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは――。出演: 斎藤 工 / もも(チャラン・ポ・ランタン) / ベッキー / 的場浩司 / 岡崎体育 / 堀内正美 / 小松政夫 / 竹中直人 ほか
監督: 白石和彌
原作: 阿佐田哲也「麻雀放浪記」(文春文庫・刊)
企画: アスミック・エース
制作: シネバザール
配給: 東映