瀬々敬久監督が約30年にも及ぶ構想期間を経て、かつて実際に日本全国で興行されていた“女相撲”と、実在したアナキスト・グループ“ギロチン社”をテーマに制作した映画『菊とギロチン』(2018年)の
Blu-ray(PCXE-50881 6,200円 + 税)と
DVD(PCBE-56067 5,200円 + 税)が4月26日(金)に発売されます。両形態とも、メイキングや回向院でのヒット祈願などを収録した特典DVDと、瀬々監督による書き下ろし短編小説「菊とギロチン」アナザーストーリーなどを掲載したブックレットが付属する予定です。
『菊とギロチン』の舞台は、関東大震災直後の大正末期。立場は違えど“自由な世界に生きること”を願う女相撲の一座と、ギロチン社の青年たちが出会い、それぞれの闘いに挑んでいく青春群像劇を描いています。キャストは、本作で映画初主演を務めた木竜麻生をはじめ、ギロチン社のリーダーであり実在した詩人“中濱 鐵(中浜 哲)”役を演じた
東出昌大、本作が演技初挑戦となった
寛一郎ほか、
韓 英恵、
渋川清彦、
山中 崇、
井浦 新など。また脚本は「バンコクナイツ」(2016年)などで知られる映像制作集団・空族の相澤虎之助が瀬々監督と共に手がけており、黒澤 明の『
羅生門』(1950年)や
溝口健二作品に参加していた馬場正男が美術監修を担当しています。
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