第17回〈齋藤秀雄メモリアル基金賞〉のチェロ部門受賞者が伊藤悠貴に決定。指揮者は該当者なしとなりました。2月5日(火)には都内で贈賞式が開催され、チェリストの堤 剛から盾および賞金500万円の目録と贈賞の言葉が贈られました。贈賞の言葉や受賞の言葉など、詳細は公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)
オフィシャル・サイトで確認できます。
〈齋藤秀雄メモリアル基金賞〉は、チェリスト / 指揮者 / 教育者として高名な故・
齋藤秀雄(1902-1974)に因み、2002年にソニー音楽財団により創設された賞。“音楽芸術文化の発展に貢献し、将来一層の活躍が期待される若手チェリストと指揮者を各々1年に1人顕彰すること”を原則としています。
伊藤は1989年東京出身、15歳より英ロンドン在住のチェリスト。英国王立音楽大学を首席で卒業し、2010年に〈ブラームス国際コンクール〉チェロ部門第1位、2011年には英国の最高峰である〈ウィンザー祝祭国際弦楽コンクール〉第1位を受賞し、幅広いレパートリーと編曲技術を駆使した多彩な企画で国際的な演奏活動を展開しています。また、指揮者としてナイツブリッジ管弦楽団(英)の芸術監督も務めています。
伊藤は2019年3月29日(金)、好評を博した昨年のロンドン・ウィグモア・ホール公演と同じプログラムによる〈The Romantic 〜ラフマニノフに寄り添う甘い一夜〜伊藤悠貴 チェロ・リサイタル〉を東京・四ッ谷 紀尾井ホールで開催。公演に向けたコメントがジャパン・アーツの
WEBサイトに掲載されています。11月17日(日)には、
小林研一郎指揮
読売日本交響楽団と
ドヴォルザークのチェロ協奏曲で共演します。
写真: 左より加藤 優(ソニー音楽財団理事長) / 東条碩夫 / 堤 剛 / 伊藤悠貴 / 長木誠司 / 軽部重信(ソニー音楽財団専務理事)