プロデューサー / 作曲家 / 映画音楽家として活動するポスト・クラシカル界最重要人物のひとり、
マックス・リヒター(Max Richter)が、『
ブルー・ノートブック』(UCCH-1050 1,800円 + 税)、『
ソングズ・フロム・ビフォー』(UCCH-1051 1,800円 + 税)、『
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」オリジナル・サウンドトラック』(UCCH-1052 2,500円 + 税)の国内盤3タイトルを2月20日(水)にリリース。
映画『メッセージ』などの映画で印象的に使用されたヒット曲「オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト」を収録する『ブルー・ノートブック』は、リヒターのソロ2作目のアルバム『The Blue Notebooks』に2010年作の1曲をボーナス・トラックとして加え、DGから再発売されたアルバムを初国内盤化したもの。タイトル曲「ブルー・ノートブック」は2003年のイラク戦争を受け作曲された作品で、リヒターは「ブルー・ノートブックは、音楽が社会についてコメントする試みで、具体的に言うとこれは反暴力の録音です。それは、政治的、社会的、そして個人的な蛮行に対する繊細で穏やかな抗議です。悲しいことに、それは今日もまだとても必要とされる状況です」と語っています。
リヒターが2006年に発表した3枚目のフル・アルバム『ソングズ・フロム・ビフォー』は、今回が国内盤初登場。チェロ、ヴァイオリンなどのストリングスとエレクトロニクス、そしてミニマルが融合した美しいサウンドに、
村上春樹の英訳テキストの朗読が挿入され、独自の世界を創出しています。
『「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」オリジナル・サウンドトラック』は、2019年3月よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開される映画「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」のオリジナル・サウンドトラック。映画では、スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベスI世の波乱に満ちた人生を描いています。
リヒターは、東京大空襲の記憶を後世に伝え、平和への祈りを音楽に託す東京・錦糸町 すみだトリフォニーホールの〈すみだ平和祈念音楽祭2019〉の開催意図に賛同し、同音楽祭のなかで〈マックス・リヒター・プロジェクト〉と題された15年ぶりの来日公演を開催。プロジェクトは全3回からなり、3月2日(土)に“
ダニエル・ホープ&
新日本フィルハーモニー交響楽団 リコンポーズド《四季》”、3月9日(土)に“マックス・リヒター《ブルー・ノートブック》《インフラ》”、3月5日(火)に“
クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス2019《メモリーハウス》”が行なわれます。