カーヴ(UK) 2005/02/07掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ガービッジもこのユニットなくして生まれなかったであろう、ダークな世界観を持つインダストリアル・ノイズに女性ヴォーカルが妖しく絡むサウンドのオリジネイターとして、シーンに君臨していたUKユニット、
カーヴ(CURVE)。
昨年5月には初のベスト・アルバム『The Way Of』を発表し、今後の活動にも期待が寄せられていた彼らでしたが、残念ながら、その15年の活動に終止符を打つことになったそうです。
これは
公式HPで先日発表されたもので、ヴォーカルのToni Hallidayはこの決定について、“カーヴが置かれている現在の状況が楽しめなくなり、他の手段を追求したくなった”とのコメントを発表。今後は小さなプロジェクトとなりそうですが、継続して音楽活動を続けていくとのこと。なお、メイン・ソングライターのDean Garciaは新たなプロジェクト“THE DOG LAB”をすでにスタートさせており、
同プロジェクトの公式HPにてMP3形式で楽曲を披露していく模様です。
カーヴはこれまで『二重人格(原題:DOPPELGANGER)』『カッコウ(原題:CUCKOO)』
『カム・クリーン』『GIFT』といったオリジナル・アルバムを発表(他にもネット限定盤やレア・コンピ盤もあり)。また『GIFT』には、
マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズがギターで参加したことでも話題になりました。
またユニットでの活動以外にも、Toni Hallidayは
ラルク アン シエルのドラマーyukihiroのソロ・プロジェクト
acid androidに参加したり、Dean Garciaはジェフ・ベック流ダンス・ミュージックを強力にサポートした、
ジェフ・ベックの最新作
『ジェフ』に参加したりと、課外活動でもさまざまな話題を振りまいていました。